2025月11月10日
見えない障害、見える思いやり：内部障害を理解しよう！
みなさん、こんにちは！今日は、あまり目に見えない障害である「内部障害」についてお話しします。
実は、私たちの周りにも内部障害を持つ人がいるかもしれません。でも、外見からはわかりにくいので、気づかないことも多いんです。
内部障害とは、体の中の臓器や機能に問題がある状態のことを言います。例えば、心臓や肺、腎臓などの働きが悪くなっている場合がこれに当たります。
1. 心臓機能障害：心臓の病気で、動悸や息切れがある人もいます。
2. 腎臓機能障害：腎臓の働きが悪くなり、人工透析が必要な人もいます。
3. 呼吸機能障害：呼吸が苦しく、酸素ボンベを使う人もいます。
4. ぼうこう・直腸機能障害：排泄に問題があり、人工肛門を使う人もいます。
5. 小腸機能障害：栄養を吸収しにくく、食事制限がある人もいます。
6. 肝臓機能障害：肝臓の病気で、疲れやすい人もいます。
7. HIV による免疫機能障害：感染症にかかりやすくなります。
内部障害の大きな特徴は、外から見てわかりにくいことです。そのため、周りの人に理解されにくく、電車やバスの優先席に座りづらいなど、心理的なストレスを感じやすい状況にあります。
また、体力が低下しやすく、疲れやすいという特徴もあります。重い荷物を持ったり、長時間立っていたりすることが難しい場合もあります。
内部障害があると、日常生活にどんな影響があるのでしょうか？
体調の変動が大きいため、長時間の作業や勉強が難しいことがあります。また、定期的な通院が必要な場合もあるので、時間の調整が必要になることもあります。
長時間の立位や長距離の歩行が難しい場合があります。また、トイレの使用頻度が高かったり、特別な設備が必要だったりすることもあります。
外見からわかりにくいため、周囲の人に理解してもらうのが難しいことがあります。例えば、障害者用駐車スペースを利用する際に、周囲から理解されにくいこともあります。
では、私たちにできるサポートにはどんなものがあるでしょうか？
1. 体力面への配慮：重い荷物を持つのを手伝ったり、座る場所を提供したりしましょう。
2. 感染症への注意：体力が低下している場合が多いので、風邪などをうつさないよう気をつけましょう。
3. 禁煙ルールの遵守：特に呼吸器に障害がある人にとって、タバコの煙は大敵です。
4. プライバシーへの配慮：障害の状態について、本人の了解なく他の人に話さないようにしましょう。
5. 相談窓口の周知：困ったときに相談できる場所があることを伝えましょう。
内部障害は生まれたときにすぐわかるものもあれば、成長してから気づくものもあります。
大切なのは、定期的な健康チェックを受けることです。早期発見・早期治療が、よりよい生活につながります。
内部障害は、外から見えにくい障害です。でも、決して珍しいものではありません。むしろ、年々増加傾向にあるんです。
私たち一人一人が内部障害について理解を深め、思いやりの心を持って接することが大切です。小さな気遣いが、誰もが暮らしやすい社会づくりにつながるのです。
内部障害当事者の方々も、自分の状態を周りの人に伝えることで、必要なサポートを受けやすくなります。恥ずかしがらずに、困ったときは声を上げてくださいね。
みんなで協力して、誰もが自分らしく生きられる社会を作っていきましょう！
